「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」とは、歯が痛くなってから歯科医院に通院する従来型の歯科医を指すものではありません。
歯を失わないための継続的な検査や専門的メンテナンンスを行う体制が整っている「予防に重点を置いた歯科医院」のことを指しています。
当院は治療だけでは無く、その方にあった予防・メンテナンスをおこなっております。

指定された歯科医院では、歯周病や虫歯予防のメンテナンスが保険診療で提供出来るようになります。

平成28年から開始された制度で認可要件がとても厳しく、最新のデータ（令和元年公表）では10389医院が登録されております。
つまり、認定されているのは、全国約70000の歯科診療所のうち約15％です。
今後も登録される医院が増えていくと思われますが、まだまだ少ないのが現状です。

認定されるためには、次の要件をすべて満たす必要があります。

• より安心・安全な環境で診療を行うために、感染症対策や医療事故などに関する研修を行っていること。
• 高齢者についての医療知識を修得した常勤の歯科医師が1名以上いること。
• 歯科訪問診療にも緊急時に迅速に対応できること。
  
• 歯科医師が複数名または、歯科医師と歯科衛生士が各1名以上いること。
  
• 緊急時に対応できるよう、他の医療機関と連携体制がとれていること。
  
• 院内の衛生管理、感染症対策について基準を満たしていること。
  
• 万が一の安全対策のため、AEDや救急蘇生セットなど規定の機器や設備が整っていること。
  
• 1年以内に歯科訪問診療・歯周病の安定期治療、クラウンやブリッジの維持管理などの診療実績があること。